熊本畳表の歴史は、永正二年1505年、八代郡千丁町の上土城主・岩崎守馬守忠久公が領内にいぐさの栽培をさせて、特別の保護のもとに奨励したのが始まりと言われています。
明治維新まで「お止草」として、八代地域の5つの村に栽培が限られるという時代もありました。
その後いぐさ栽培はめざましい発展を遂げ、昭和43年には作付面積で岡山を抜いて、全国第一位の生産県となりました。現在は全国の約9割が熊本県で生産されています。
い草の里、千丁町ではい草の神様岩崎公を岩崎神社に祀り、毎年4月15日に、い草の豊年を願って踊りや太鼓で感謝の気持ちを伝えています。 |